残業しないで定時退社する"ゆとり社員"
働き方改革やブラック労働問題のおかげで、最近は残業をせずに早く家に帰る人も多いでしょう。
しかし、残業せずに、家でだらだらしたり、飲みに行ったりしていたら、それは時間の無駄です。まさに、ゆとり社員。
毎日4時間残業している人とノー残業の人とでは、一年(営業日240日)で960時間分も差がつきます。
960時間あれば、単純計算をして本なら1000冊は読めるし、英語、中国語、プログラミング、簿記、資格試験の勉強とできることはたくさんあります。
毎日残業4時間の価値は大きいといえます。
それなのに、会社に言われるがままに定時退社していたら、仕事をたくさんしている人と大差をつけられ、ますます社畜化していくわけです。
労働時間を一律決めているのはおかしい!
そもそも労働時間を一律で決めているのはおかしくありませんか。
年齢も様々、能力も様々、体力も様々、意欲も様々と多様性があるはずですし、仕事の種類も多様性があるのに、働く時間は社員なら一律です。
働く時間は、その一律に決められた時間より少なくてもいけないし、多くてもいけないといわけです。
最近はフレックスタイム制度もありますが、月の合計時間は一律なのは変わりません。
「残業を減らせ!」で優秀な社員は辞めていく
テレビCMで「残業を減らしたのに社員が辞める」というセリフがありました。
これは論理がおかしいです。
「残業を減らしたから社員が辞めた」可能性はないでしょうか。
特に成長欲が高い社員は、「残業するな!」と言われることが一番のストレスです。
あまりに厳しく早く帰れといったり、残業しすぎて人事評価を下げていると、少しでも仕事のチャンスがある新しい職場を探し始めます。
残業しないように言われているので、転職活動もしやすいですからね。
だから、優秀な社員を辞めさせたくなかったら、「残業するな!」とは決して注意しないようにし、残業をしていても過剰でなければ評価を下げることはしないことが大切です。
「残業するな!」というのは、本来は生産性が低くて残業代を稼ぐためにだらだらしている無能社員にこそ言うべきです。
一日中Yahooニュースばかり見ている人、いますよね?
なぜ外資系が人気なのか
就職・転職市場では相変わらず外資系が人気です。
外資系は給料が高いからというイメージがありますが、給料のほかに、たくさん働ける、成長できるという気持ちがある人が外資系に行くわけです。
日系企業で定時退社するのと、外資系でバリバリ働くのと、10年後、20年後にどちらが成功しているか、想像するのは容易です。
年金破綻必至と言われる時代に、個人として老後に備えず、国や会社の言われるがままに定時退社して、使えない人材となった挙げ句、貧乏な老人になりたいですか?
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