東大目線コラム

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万葉集より英語を勉強しよう

入社式に見る日本の絶望未来

昨日4月1日から新入社員と思われる若者が通勤する姿を目にするようになりました。

男性は青いストライプのネクタイ、女性は就活生御用達のコートを着ているので一目瞭然です。

まあまあ、同じような格好で群れていたり、群れていなくても初日から目が死んでいたりと、日本の将来は暗いですね。

周りがみんな就職しているから、みんなが応募している企業に申し込みをして、受かった企業に行っただけといったところでしょうか。

右肩下がり時代に、オールドな企業が高度経済成長期に蓄えた養分でこれからも生きていこうと思っていたら、いつか会社が潰れて路頭に迷い、年収200万円未満の生活が待っているでしょう。

10年後、20年後には潰れてしまいそうな古い企業には怖くて就職できませんね。

では、どんな企業が良い企業でしょうか?

これから生き残る企業の条件のひとつは、グローバルに稼げるか。

それはつまり、貧乏にならないためには、企業で働く個人こそがグローバルで働けないといけないのです。

万葉集を読むのは時間のムダ

元号「令和」の出典である『万葉集』の本が売れているそうですね。

定年退職された方々が『万葉集』でも読んでみるかというならいいですが、ビジネスパーソンが『万葉集』を読んでも何の得にもなりません。

英語すらできないのに、のどかに和歌を楽しむのでしょうか。

現実逃避ですか?

そんな時間があるなら、英語をやったほうが100倍メリットがあります。

メリットというか、英語やらないと20年後にはビンボー待ったなしですよ。

英語の前に日本語という人がいますが、英語で万葉集の紹介を外国人にできたほうがよっぽど役に立ちます。

長い目でみたら助けになる?

優先順位としては英語ですよ。

「令和」を英語で語れるか

まず、教養もない素人が『万葉集』を読んでもすぐに役に立ちません。

かりに『万葉集』を読んだとして、それを外国人に紹介できますか?

英字ニュースでどのように「令和」が取り扱われているのかを理解して、それを自分の会話でも使えるようにしたほうが、これからの時代よっぽど役に立ちます。

そのうえで、余裕があったときにでも、『万葉集』をパラパラ読んで、「私はこの歌が好きなんです。この歌の意味は○○ということ。ナイスでしょ」といえれば、なお良いです。

結局、『万葉集』を読むという行為の優先順位は最後なんです。

日本の古典が生きるのは、外国人との会話のとき。

英語ができないと、『万葉集』を読んでも、コミュニケーションに役には立たないのです。

「そもそも自分がよければよいのでは?」とか言っている人がいたら、将来は生活保護の申請をして他人の税金で生きるのだけはやめてもらいたいですね。

確実に、稼ぐ日本人は海外にますます逃げていきますよ。

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