士農工商はもう教科書に載ってないよ
落合陽一さんが士農工商モデルを唱えていますが、今や士農工商という身分制度が江戸時代にあったことは否定されています。
士農工商っていいなって思うんだよね.
— 落合陽一 (@ochyai) November 19, 2017
俺の認識だと,
士:クリエイティブクラス・政治・官僚・新しいフレームを試す人
農:生産者・百姓(百の生業)・物を作って社会に関与する人など
工:職人・作家・生産には寄与しないが表現する人など
商:金融・ビジネスモデルを考えて仕事を右から左に流す人
確かに士農工商というフレームワークで職業を単純化して整理するのはわかりやすいかもしれませんが、士農工商に当てはまらない職業はたくさんあります。
しかも、士農工商などの従来の職業に当てはまらないような仕事を作っていくのが、これからの時代ではないのでしょうか。
職業の固定化は自由と平等の否定だ
いずれにせよ、憲法第22条の「職業選択の自由」をはじめ、自由と平等を否定する考え方は危険です。
職業を固定されたら、人はやる気を失って、ノルマを消化するだけになるでしょう。
支配階級として革命を起こされなくない場合には一時的には有効かもしれませんが、国全体の活力が失われることは明らかです。
イノベーターを自称する方がこんな考え方で大丈夫でしょうか?
そしてなりより、自由と平等の価値観は、これまで人類が歴史として築いてきたものです。
これを否定して逆戻りしようとすることは到底賛成できません。
- 作者: 落合陽一
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