東大目線コラム

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#ドネシア #ゼンチン ジャルジャル新しい

M1グランプリの個人的MVPはジャルジャル

M1グランプリジャルジャルの漫才面白かった。

でも決勝はいまいちで、結果は3位。

決勝でドネシアとゼンチンをやったら優勝できたかもしれません。

漫才は、ある程度型にはまった芸。
誰でもわかるテーマで、ボケがあるあるネタを言って、ツッコミがちょっとずらしてツッコミをいれていき、ボケがボケ返していき、ツッコミがさらに返して盛り上げていくのが基本。

だから、ジャルジャルのドネシアとゼンチンは反則的。

でも、ほかの9組がコテコテの漫才をやってる中で、自分たちだけチャレンジングに異色な漫才を展開する戦略性がすばらしい!

型を守って、その型の中で、つまりネタの新しさを見つけるのではなくて、ひとつ次元(レイヤー)を上げたところをズラす。

ビジネスでよくきく「差別化」戦略のエッセンスも、まさにこういうことだと思います。
コンテンツやプロダクト自体の新しさだけを求めがちですが、もっと別の視点から企画する思考の柔軟性は、今回のジャルジャルから学べることでしょう。

というわけで、今年のM1のMVPは、個人的にはジャルジャルだったと思います。

終始上から目線で、感覚的な話に尽きて、おそらく視聴者から反感を買っていた、立川志らくさんが99点をつけたのは納得です。

しゃべくり漫才入門 (立東舎)

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