東大目線コラム

東大卒がビジネスやマネー情報を東大目線で徹底解説!

なぜ交通費は軽減税率でないのか

CMで軽減税率対応のレジ導入が告知され始め、いよいよ消費税増税の開始まで3カ月を切りました。

10月1日から消費税が2%上がるわけですが、一部の対象品は軽減税率として8%に据え置かれます。

何が軽減税率なのか?

そんな中、駅で切符代の値上げの告知が目立ち、気づいたのです。

あれ、生活必需品は軽減税率ではなかったのか?と。

交通費は10%アップするのかと。

交通費は生活にとって必要なものだよね。あれ?と。

そこで対象品を調べると、飲食料品と新聞のみということです。

意外と少ないんですね。

生活に欠かせないものという線引きをするならば、光熱水費はもちろん、衣食住のうちの服代や住宅費に加え、交通費や通信費も増税は中止すべきでないんでしょうか。

結局、批判を書かれたくないということでマスコミ対策としての新聞と、選挙対策として明確には理由はわからないけど食べ物と飲み物が一番大切だろうということで飲食料品だけが8%のままということなんでしょう。

なんだかなー。

一部だけ8%にするのは手間がかかるとかいうのは言うまでもないです。

7月に得するキャッシュレス情報のまとめ

7月はファミペイやセブンペイなどのキャッシュレス化がさらに進みました。

セブンペイは残念な結果になりましたが、ファミペイはチャージで15%還元してくれますし、d払いは20%還元中です。

さらに、イオンカードは7月〜9月の月末は現金20%還元を10万円までということで激アツです。

なぜキャッシュレス競争が進むか?

なぜ各社キャッシュレス化を進めるのでしょうか。

それは10月の消費増税時以降、キャッシュレス払いだとポイントがたまることから、顧客を囲い込みたいからです。

また、消費増税をすれば消費は落ち込みますが、チャージされていたポイントがあれば使いたくなるのが人間の心理なので、10月以降も消費を進めるために工夫している企業もあります。

paypayの100億円キャンペーン以降、キャッシュレス決済をしている人と現金払いをしている人で、損得格差が開いていることでしょう。

キャッシュレスのキャンペーンは来年6月まで続くと思われます。今からでも遅くありません。まだ日常利用していない人は、支払いの習慣を変えましょう。

7月のお得情報リスト

(1)d払い

d払いは20%還元で、1万円分のdポイントが還元されます。5万円までお得です。d払いはクレジットカード払いに紐づきますし、金・土のd曜日やdポイントスーパー還元を使えば28%くらいは還元されます。

(2)ファミペイ

7月から始まったのがファミペイ。アプリをダウンロードして、チャージするだけで10%、ファミマTカードでチャージで15%戻ってきます。最大3000円分還元で、2万円チャージすればOKです。

paypayなどのように使用時にポイント還元ではないので、今後利用促進キャンペーンで使用時にポイント還元キャンペーンしてくれることを期待して取っておくなり、ファミマでPOSAカード(アマゾンギフト券など)を買うなりすれば、チャージ金額の出口は問題ないでしょう。

(3)イオンカードセレクト

今月最も激アツなのが「イオンカードセレクト」です。

イオンカードのキャンペーンにエントリーして、引き落とし口座をイオン銀行にしたうえで、月末にイオンカードで買い物をするだけで20%還元です。10万円分まで還元されるので、50万円まで使えます。

クレジットカードを作るときは、下記の「ちょびリッチ」などのポイントサイト経由で作ると1,500円〜2,000円分のポイントがつくので、さらにお得です。

カードは「イオンカードセレクト」でVISAカードを選べば問題ないでしょう。

www.chobirich.com

(4)アマゾン

アマゾンギフト券を5000円以上買うと500ポイントもらえて、誰かと交換しあえば追加で500ポイント(計1000ポイント)もらえるキャンペーンをやっています。実質16.6%還元です。

amzn.to

ほかにもAmazon Cashというキャンペーンで3000円の現金チャージで500円もらえます。ドラッグストアなどでチャージできます。実質14%還元です。

amzn.to

その他

あとはセブンイレブンでは20%還元キャンペーンをしているので最も還元率が高いLINE Payを使ったり、paypayで対象店なら20%還元を利用したりするといったところでしょうか。

今月もキャンペーンをうまく利用して、お得生活を満喫しましょう!

日経トレンディ 2019年 8 月号

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東大卒が教える「落ちない小論文・ES対策」

面白さより基本ができているか

入試にせよ就活・転職にせよ、文章は面白くないと合格しないと思っていたら間違いです。

エントリーシート(ES)でも小論文でも、受かるための試験ではなく、落とすための試験です。

面白い内容であれば合格するかといったらそうではなく、就活や転職なら面接、入試であれば学力試験で決まるものです。

したがって、変に面白いものを書こうとせずに、型にあてはまて論理的におかしくない文章を書くことができれば通るのです。

このことを知らないと発想力もないのに面白いことを考えようとして、時間がなくなり始めると焦り始めて、ぐだぐだな文章を書き始めて、大学や企業からお祈りの連絡が来るわけです。

そこで今回は落ちない文章術を紹介しましょう。

学校で教えてくれない作文の基本

就活・転職のESはもちろん、入試の小論文などで文章を書く機会が与えられます。

しかし、どうしたら受かる作文ができるのかは学校で教えてくれません。

小学校のときに読書感想文があったと思いますが、「自由に書きなさい」という無責任な指示のもと、字数を稼ぐためにダラダラとマスを埋める悪い癖がついているのではないでしょうか。

そこで、東大卒で、有名企業の面接官を務めたり、就活生に直接指導をしている私が「3つのステップで書ける作文の書き方」をご紹介します。

多くの人に知れ渡ると合格のレベルが上がる可能性があるので、今回は有料記事です。

下記リンク先のnoteよりご購入ください。

note.mu

仮想通貨が再燃!また億り人続出か

仮想通貨市場がにわかに盛り上がっています。

一年半前の熱狂ののち、コインチェック事件で終わったかと思った仮想通貨。

しかし、30万円台をのろのろしていたビットコインは一時90万円を突破しました。

これはひょっとしたら最高値更新を目指して再加熱するかもしれません。

どの仮想通貨を買うか

仮想通貨には種類がありますが、どれを買うべきでしょうか。

主要なコインが過去最高値を更新することを前提に、今から始めた伸びしろを考えてみましょう。

BTC 2,500k 900k x3
ETH 190k 30k x6
XRP 400 50 x8
XEM 240 10 x24
BCH 500k 50k x10
MONA 2300 130 x17

コイン銘柄、最高値、現在値、のびしろの順です。

コインチェックから流出したネムが一番の伸びしろです。

ついでモナコイン、ビットコインキャッシュリップルイーサリアムときて、最後がビットコインです。

仮想通貨といえば基軸通貨ビットコインが有名ですが、ポテンシャルで見たらアルトコインネムモナコインが有望そうです。

あの素晴らしい2017年をもう一度

仮想通貨マーケットが盛り上がったのは直近で2017年です。

当時はハードフォークで得したり、FXのようなショート(売り)ができなかったりで、現物ロングで勝手に儲かっていました。

今やハードフォークしても取引所は配ってくれないし、ショートもできるので、2年前とは状況が違います。

しかし、米中貿易摩擦は加熱しており、株式市場は冷めつつある中で、もしかしたらがありうるかもしれません。

今回の仮想通貨の再燃はまだ世間的な認知は低い状況です。

インフルエンサーが一気に騒げば、ジャパンマネーが再度流入し、それに世界がついてきて、これまでの最高値を更新する可能性があるかもしれません。

とにかく今やるべきは、口座を持っていなければ口座を作っておくことです。

ネムモナコインを買うならZaif

上記でもボテンシャルがあるとしたネムモナコインを買うならZaifがおすすめです。

チャンスが来ると、口座を作りたい人が殺到して、時間がかかって、チャンスを逃す可能性があります。

まだ騒がれていない今のうちから、以下のリンクから口座を作っておきましょう。

zaif.jp

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

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医学部を目指さないほうがいい理由

医者は最強の資格なのか

大学受験では東大より医学部が人気です。

東大理三が最強なのは言うまでもないですが、東大理三は灘高や開成などの指定席のままなので、
今回対象とするのは、受験界で変動している、東大理三の合格は難しいけど東大レベルの学力がある人が、東大理一に行って研究者になっても貧乏になるよりは、地方医学部に行くほうが手堅いというわけで地方医学部を受けることについて論じます。
大雑把にいえば、偏差値70があれば東大理一(工学部・理学部)に行くよりも地方の医学部に行きたいという人が増えているわけです。

なぜ東大に行かないのか

東大でもコミュニケーション力がない人などは就職に失敗するわけです。
特に東大理系は残念ながらコミュ障と言われるような人種が多く、教授になる道が閉ざされた瞬間に民間企業への就職の関門が現れるわけですが、そこで見事に蹴落とされるわけです。

一方で、医者は今も規制産業で、権威があり、人手不足です。
頭さえ良ければ医者になれるわけです。
しかも、地方の医者不足ということで、たとえ都会の大学病院に就職したくても、入学時点では地方の医学部に来てくれる高校生は「よく来てくれた!」という雰囲気がなんとなくあるわけです。

医者のほうが東大よりメリットだらけ?

このように医者は、給料もよく、名誉もあり、安定しており、モテると良いことだらけ。
東大理一に行っても、東大の価値は地方医学部より全国レベルですが、給料は医者より安い人が多く、研究職は不安定で、モテ市場もハイレベルな東京では地位が低いわけです。
こんな状況で東大に行くのは今の世の中を理解していないアホとさえ感じるかもしれません。

医者は勝ち組なのか

では、我が子は医者にさせたほうがいいのでしょうか。
もちろん自分が開業医だったら、安心して医学部に受けさせるでしょう。
たとえ頭が悪くても、お金を積んで私大に潜り込ませればいいわけです。

しかし、親が開業医ではない場合、医者になることは本当に勝ち組なのでしょうか?

私は次の理由で、親が開業医ではない場合、これから医者になるのはオススメしません。

就職ランキングの既視感

冒頭から脱線してわるいのですが、キャリア選択で「○○なら絶対安泰」と言われる企業や業界は数十年後落ち目になっていることが少なくありません。
就職市場でよく言われますが、「就職ランキング上位の企業は行くな。昔のランキングを見たら、銀行や東芝NECが入っているぞ」というわけです。
結局「安定」を求めて楽な道を歩んでも、生き残れるかわからないし、生き残れるかとビクビクして暮らしていかないといけないわけです。

医者はブラック

私が医者を勧めない理由の1つは、医者はブラックだからです。
バイトで稼げるといった情報が流れていますが、時給換算で最低賃金未満とはよく言われる話です。
勝ち組の医者になれればいいですが、負け組になったら最悪です。

高齢化だから医者は儲かる時代は終わる

「今は高齢者が増えているから儲かる」と言っている人がいたら騙されていはいけません。
日本の人口は減りますし、高齢者人口も十数年後に減少していきます。
2040年頃には医者不足ではなくて、医者過剰になってしまい、今の歯科医のような悲惨な状況になることが予測されています。

寿命が伸びるから大丈夫なのか?

こんなことを言うと、寿命が伸びているから大丈夫なのではないかとかいう人もいるかもしれません。
しかし、寿命は急激に伸びません。人口減少を抑えるほどの延命技術はまだ確立されていません。
IPS細胞の研究が進んでいますが、実用化はまだ先です。
すでに日本の人口は減少しているので、間に合わないですね。

財政破綻間近で医療費抑制されたら転落

そもそも医者はなぜ稼げているか。
医者の営業努力によるからではなく、国の制度によって守られているからです。
規制産業なのです。

しかし、守ってくれる国の財政はメチャクチャです。
将来世代に借金を残してなんとかやっていますが、人口減の社会でそんなことをやっていたら限界が来ます。

これまでアベノミクスの偽装好景気によって、財政問題が問題視されていませんが、今日の景気判断が「悪化」と発表されたとおり、そろそろ偽装にも限界が来ているわけです。
不景気となって財政の収入が減れば、真っ先に削られるのが医療費です。
そうしたら、規制産業であっても規制緩和の旗が掲げられます。

もし自由化されれば、あとは個人の勝負です。
後述のとおり、勉強だけの医者が生き残れるか不透明です。

人工知能で医者が要らなくなる

医療ドラマの見過ぎでもなく、現実的に世の中の医者の多くは、頭でっかちでプライドばかりです。
しかし、頭で解決する問題の多くは、医者の脳みそではなく人工知能(AI)が活躍していく時代です。
これから求められるのは、頭ではなく、患者に寄り添う能力です。

一応、医学部の試験では面接がありますが、普通に受け答えすれば落ちることはないし、面接で受かるわけでもありません。
単に偏差値が高いというだけで医学部を受ける人が増えているのです。
しかし、将来そういう人は多くはいらなくなるわけで、淘汰される可能性が高いのです。

というわけで、東大や官僚の権威が落ちたように、2040年前後には医者の権威も落ちるのではないかというのが私の見立てです。
現在アラフォーくらいなら逃げ切れる可能性が高いので問題ないでしょうが、これから医学部に入ろうという人は、口を開けてたら受診しにくる患者をさばくだけでは生存できないでしょう。
開業医の子どもでもないのに「偏差値が高いから医者になる」「安定した高収入だから医者になる」というだけで医学部入試を受けるのは危険なのです。

医学部 (文春新書)

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