東大目線コラム

東大卒がビジネスやマネー情報を東大目線で徹底解説!

GWの決済戦略【最大70%還元】

GWが始まりました。

まとまった時間もあるので、買い物に出かける方もいらっしゃるのではないでしょうか。

どうせ時間があるなら、キャッシュレスを始めてみませんか?

ということで、GWに使うべきキャッシュレス払いを解説します。

1位=メルペイ

おめでとうございます!

メルカリのアプリ内で支払えるメルペイがGW中最強です。

なんとポイント50%還元!

しかも、セブンイレブンだと70%還元です!!

セブンイレブンではpaypayが使えなかっただけにありがたいです!

2500Pまで還元されるそうなので、セブンを使わない単純計算で、5000円までは、まずはメルペイで買い物しましょう!

溜まったポイントはあとでメルカリで使えるほか、iD払いとして利用できますから使いみちに困ることはないでしょう。

www.merpay.com

2位=d払い(dカードiD払い)

2位はdocomoのd払いです。dカードを持っている人はiD払いもお得です。

キャンペーンにエントリーすればプラス20%分のポイントが還元されます。

さらに、金曜・土曜はさらに3-6%のポイントが上乗せ。

4月30日はdショッピングでも20%のポイントが追加されるので、平成最後の大フィーバーです。

上限は10,000ポイントなので、5万円までお得です。

d払いはamazonの支払いに対応しているのも大きいメリットです。

service.smt.docomo.ne.jp

3位=paypay

3位は100億円配っているpaypayです。

paypayは現金チャージで20%、Yahooカードのチャージで19%、その他のカードのチャージで10%の還元率なので、2位のクレジットカードと紐付けられるd払いと比べると若干還元率が落ちます。

よって第3位です。

しかし、paypayは10回に1回の確率で全額バックの可能性があり、期待値を含めれば通常のd払いよりもpaypayのほうがお得になります。

ただ、全額バックは1000円まで。

5000円の買い物をしたら抽選なしでも1000円戻ってくるので、1000円くらいの少額決済ならpaypayと思ったほうがいいでしょう。

paypay.ne.jp

以上、お得なキャッシュレス払いの方法でした。

ミレニアル世代のお金のリアル

ミレニアル世代のお金のリアル

GWに読みたい! お得なビジネス本

来週からゴールデンウィークですね。

最大10連休ですが、時間をどう使うか、そろそろ決めておきたいところ。

最も簡単な自己投資は、読書です。

ちょうど4/25までamazonで日本経済出版社のkindle本がセールしています。

GWになったら何を読むか考えるのもいいですが、セール品を早めに買っておいて、ToDoリストに読書を加えておけば、元を取りたいという思いが生まれて、普段読書をしていない人もできるようになるかもしれません。

以下、毎日1冊以上読書する私がおすすめする本を紹介していきます。

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

人間を「天才」「秀才」「凡人」に分けて、それぞれがじゃんけんのような関係にあると論じる見方が面白いです。

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語

教養ブームですが、今ビジネスパーソンが時間を取って学びたいのは世界史でしょう。また、会計も重要なスキルです。一石二鳥な本です。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。

言葉にできないというのは、考えていないことと同じ。言葉にしてはじめて、コミュニケーションが始まります。

コンサルの人が大体読んでいるビジネス小説風ビジネス本シリーズです。

孫正義 300年王国への野望

孫正義 300年王国への野望

今度上場するUberをはじめ、イケイケな投資を進めるソフトバンク孫正義代表は理解しておかなければいけません。

金融系の人なら大体読んでる、ウォーレン・バフェットの伝記。こどものとき、1つの味のガムとして売るのではなくて、ガムを大量に買って味をミックスしてパッケージして売ったエピソードなどは印象的。

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)

アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)

KDDIau)、京セラ、JAL復活を手がけた名経営者の稲盛和夫さんの代表作。もはや古典。

CASE革命 2030年の自動車産業

CASE革命 2030年の自動車産業

CASEはこれからの自動車業界を読み解くうえで必須の概念です。

50%ポイント還元対象リスト

ほかにもたくさんの良書があります!
下記のリンクから自分で探してみてください!

amzn.to

池袋事故原因は高齢運転か欠陥車か

池袋事故の見方

池袋で87歳が運転するプリウスが暴走し、轢かれた母娘2人が亡くなるなどの事故が発生しました。

ネットの反応を見ると、高齢運転が原因と考える人が多く、多くのフォワーを持つインフルエンサーも高齢運転と決めつけている有様です。

また、元経産省の官僚で天下り歴があったり、逮捕されていないことから、世間的な風当たりは最悪です。

ゴーン事件のときの推定無罪論はどこへ?

報道によると、アクセルの様子がおかしかったとの証言があり、根拠としてドライブレコーダーの記録があるようです。

警察が逮捕しなかったのは、高齢で怪我をしていることから逃亡の恐れがないからと説明しているようですが、世間からは元官僚で叙勲された上級国民だから逮捕されないのだと野次られています。

しかし、警察は慎重にドライブレコーダーの記録を判断して逮捕に踏み切ってないのではないでしょうか。

というのも、日産のゴーン事件では、長い拘留に対して人権問題が提起され、国際的にも推定無罪という刑法の原則の精神はどこへ?と言われました。

今回そのことが頭にあれば、いくらなんでも怪我した老人の身柄を拘束するなんて非人道的だという世論が生まれ、自動車の欠陥の可能性もあるんじゃないのかと言われかねないので、あえて逮捕しなかったとも考えられるようにも思います。

またプリウスか!

また、プリウスは事故が起こりやすいとネットではよく言われていたことです。

そういえば、今年は壁が薄いといわれたレオパレスが案の定欠陥建築をしていたことが明らかになりました。

さらに、『空飛ぶタイヤ』という小説よろしく、一見素行不良の若者が運転するトラックのタイヤが飛んで死亡事故を起こしたときに、悪いのは整備をおこたった若者だと決めつけてしまっていたら、実はトラックの不良が原因だったということもありました。

結局、現段階では今回の池袋事故の原因は謎のままなんです。

ここで大切なのは、自動車を第三者によって徹底的調べあげることです。

運転手は高齢で、もしかしたら自ら罪を背負う覚悟を示すかもしれませんが、万が一自動車の不備の場合は同じような事故が発生するリスクは残ったままです。

当事者間の問題にするのではなく、社会問題として、たとえ日本を代表する大企業様が相手でも、原因を調べてほしいものです。

免許返納は論点ではない

したがって、自動運転とか、高齢者の運転免許の問題とかは、まだ問題ではないのです。

車が問題か、運転手が問題かという点です。

多くの方が運転手が悪と決めつけており、状況がわからない中で、そういう反応をするのは極めて残念に思い、以上書きました。

高齢者はタクシーに乗れとかいうのも暴論です。高齢車がタクシー呼ぶのって面倒ですよ。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)

携帯料金は安くなるわけない

ツッコミどころ満載のドコモ新料金プラン

ドコモが新料金プランを発表しました。

総務省が高くなりすぎている携帯料金を是正するように求めた対応です。

最大4割値下げだそうです。

しかし、よく見たら「ウルトラデータパックLL」という30GBプランを参照元にしており、こんな大容量プランに誰が加入しているというのでしょうか。

また、相変わらず家族で加入しないと割引にならないし、しかも3人以上という条件付きです。

単身世帯やDINKSと呼ばれる2人世帯が増えているトレンドにおいて、ミスマッチです。

このようにドコモは最初から値下げはするつもりはなく、値下げで損しない条件を必死で考え抜いて、最低限姿勢だけ示すという、ユーザー無視の戦略を鼻高々と発表したわけです。

まあ、これはドコモだけが悪いわけではなく、業界すべてそういう姿勢ですから、仕方がないとしか言えません。

スマホ弱者にかかる人件費の問題

では、どうしたら携帯料金を安くできるのでしょうか。

私が問題だと思うのは、ケータイ販売店ドコモショップなど)に集まる、スマホの使い方がわからない人の対応にかかる人件費を、スマホの使い方がわかる世代からも徴収していることです。

携帯キャリアからしてみたら、高齢者が一番お金を持っており、人口ボリュームもあり、ぼったくりやすいから大切にしたい高齢者ですが、その人件費のツケを若者にも負担させているのは不平等ではないでしょうか。

したがって、携帯サポートを受けることを有料化してほしいものです。

楽天参入でも安くなるわけない

これまで日本の携帯通信キャリアはドコモ、auソフトバンクの3社でした。

しかし、ここに来て楽天も参入しました。

経済学で「寡占」という概念、すなわち少数の大企業が市場を支配してしまい、利用者の利用料負担増加や品質の低下を招くわけですが、その典型例が携帯通信業界です。

それで、楽天が参入すれば、寡占市場が緩和されるわけで、「楽天のおかげで寡占が解決されて料金が下がる!」と期待する人もいるはずです。

しかし、私は安くなるわけないと断言します。

だって、3社が4社になっただけです。

楽天も救世主として市場に参入したわけではなく、寡占で儲かるから参入するだけです。

儲かるから参入するということは、利用者からはぼったくる気満々だということです。

というわけで、楽天参入の影響で携帯料金が下がることを期待してはいけないのです。

5Gスタートでまた高くなる

通信量が大きくなる5Gが始まろうとしていますが、これでまた携帯料金は高くなるでしょう。

事実、4Gとスマホの登場によって増大したパケット通信で携帯各社はボロ儲けです。

5Gは施設設備費がかさむとすでに説明されていますので、料金が上がることは火を見るより明らかです。

5Gは企業だけでなく個人にも大きなビジネスチャンスをもたらすポテンシャルがあります。

それだけに、コストのつけをユーザにおしつけ、それを活かすチャンスを阻害するのは、社会的な損失ではないでしょうか。

通信量を抑えて安く済ませられるように、政府の補助金を出すなどもして、日本でもwifi整備を進めてほしいものです。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

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東大生は入学式なんて興味ないよ

炎上した上野千鶴子さんの入学式祝辞

東大の入学式での上野千鶴子さんの祝辞がメディアを沸かせています。

ちなみに東大の入学式は伝統的に4月12日に日本武道館で開催されます。

今はまじめな学生が多いので現状はわかりませんが、私が入学したときはみんな寝ていた記憶があります。

1人1人に何かが授与されるわけではなく、総長が有り難い講談を展開しているのを観客席から見ているだけですから、どこぞの校長先生と同じ感覚です。

しかし、世間的には東大の入学式に関心があるようで、ご覧の有様です。

おそらく今も優秀な東大生は入学式のニュースになんてほとんど興味はないでしょう。

祝辞のココがおかしい!

1.入学式を壊した

東大生は入学式なんてどうでもいいと思っていますし、出席しない人もふつうにいるから、そもそも価値がないものについて語っても無価値なのですが、今回の祝辞は入学式にふさわしくない内容でした。

メディアが入る入学式にあって、その機会を新入生のためではなくて、自分や大学のために使ったというのはいかがなものでしょうか。

祝辞の中では「メタ」という言葉を使っていますが、まさに祝辞を述べられた方自身が、祝辞の場というメタ情報を無視したという自己矛盾を孕んでいます。

まあ、上野さんは元々こういう方なのですが、それをわかっておいて、祝辞をさせた大学自体もおかしいわけで、東大の品格は落ちたものです。

実際、東大の世界大学ランキングは留学生を増やしたり推薦入試をしたりしているのに下降の一途です。

2.論理破綻でまた女性がdisられる

私は女性差別には反対で、オジサンたちが女性を道具のように考えている節を見たら、その男性を軽蔑しています。

そのうえで述べますが、問題の祝辞は論理がいろいろとおかしいです。これでよく論文を書く職業をしているものです。

最近売れている本に『ファクトフルネス』という本がありますが、イメージでなくファクトで考えろという素晴らしい本です。

それを読んだあとに祝辞を読むと次のようなおかしさが無限に出てきます。

・理三を出すのは極端
・理三の1.03は誤差じゃないか?
文科省の人のコメントという根拠の薄弱さ
・女性が男性より偏差値が高いという根拠示さず
・女性が男性より浪人を避ける根拠示さず
(以下面倒なので略)

「男性は論理的、女性は感情的」というイメージがついていて、そういったイメージが女性差別を助長させている考えがあると思いますが、今回の論文はまさにその悪いイメージをファクトによって補強してしまったきらいがあり、逆効果といえるのではないでしょうか。

3.平成生まれは男性が差別されている

ターゲットは誰かというのは、ビジネスのマーケティングを考えずともコミュニケーションの基本です。

今回の祝辞は誰に向けられたのでしょうか?

上記の1つめの指摘にも似ていますが、学生向けとは考えづらい内容です。

もし仮に学生向けだというのであれば、これまたおかしな話です。

私が思うに、若い世代は女性差別はしていないと思います。仮にしている人がいたとしても、それはそういう教育をした学校の教員か親が原因ではないでしょうか。

というか、むしろ男子こそ差別をされているように感じるときがあります。

「男女平等」という名のもとで、女性を優遇する逆差別(たしか公民の授業で習うと思いますが「アファーマティブ・アクション」ともいいます)が進められています。

しかし、逆差別が行われいるのは若い世代だけではないでしょうか。

もちろん社会全体を変える必要がありますが、わかりやすい例でいえば、大企業の社長や役員、あるいは政治家などの権力を持つ人の女性比率は変わっているのでしょうか。

私には次のように見えて仕方がありません。

・昭和生まれは「男尊女卑」のまま
・平成生まれは「女尊男卑」
・平均したら「男女平等」

私は学者ではないので、これはあくまでも仮説にすぎませんが、男女格差に関するファクトに基づく研究を行って、効果のある打ち手を学者の方には期待したいものです。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

〈参考〉祝辞全文
www.u-tokyo.ac.jp